USB DAC D20のACアダプターが頼りないので安定化電源を作る事にしました。 秋月電子のLM338Tのキットです。キットと言ってもメイン基盤部分のみでトランス・ブリッジダイオード 等その他は別途用意しなければいけません。ダイオードとヒートシンクも秋月でトランスとケースは 共立エレその他は近くのマルツパーツで揃えました。 |
秋月電子のLM338T使用のキット | ブリッジダイオードはショットキーバリア |
電解コン手持ちのFineGoldへ変更 | レイアウトはこんな感じで |
必要な電圧は15Vですから、キットの回路説明に沿って半固定抵抗と直列に入る抵抗は1.5kΩにします。 計算どうりなら、10.6〜16.9Vの範囲で可変出来るはずですから、とりあえず平滑コン以外をを半田付け。 |
最初ににトランストとダイオードを取り付けたいと思いますが、まずは電圧のチェック トランス表記は18Vで無負荷実測で20.84V(AC)、ダイオードを通して18.63V(DC) 平滑コンデンサを入れると28V(DC)強ちゃんと、×√2になっております。 ダイオードは放熱器を使わず、シャーシ直付けにします。その方が簡単ですから。 |
トランス2次側 | ブリッジダイオード2次側 |
DC 10.73V〜15.48V 間で調整可 | 抵抗、定数変更 DC 13.83V〜18.58V |
トロイダルトランスの2次側は、9V.12V.18V(200mA)×2回路なので容量を稼ぐため18Vを並列で使います。 AMPだとちょっと不安ですが、DACだから400mAあれば十分だと思います。ただトランスの2次側を並列で 使う事が、良いのか悪いのかは知りません。 平滑後、無負荷ですが28Vありますので、抵抗器の定数変更、1.5kΩ→2kΩ |
次にDCケーブルですが、電源側をDIN端子の3Pにします。DAC側は一般的な5.5mmの2.1mmです。 ケーブルはAWG 24の4Pですので±各2本でAWG 21相当になります。電源ケーブルとしては細いですが 一般的なACアダプターのケーブルと比べれば十分だと思います。 DIN端子側もDCプラグ側も、スーパーXで絶縁・補強しました。 |
(つまようじ)との比較 | 上手く出来ました。 |
ケーブル完成 | 完成 (!回路図!) |
電圧はD20付属のACアダプターと同じ15.32Vにあわせました。 D20専用なら、可変形でなく定電圧型でも良いのですが、他のも利用出来ますので。 念の為、フタを開けたまま数時間通電してから、D20のACアダプターと差し換え試聴です。 普段はオーディオ機器などに手を加えて良くなった気がする、と言う事が多いですが今回は聴いた瞬間にオッと思いました。 付属のACアダプターに差しかえて聴き比べると判らなく成るのでしません。 インジケーター用のLEDも青→赤に変更、出力側も5.5mm-2.5mm端子を追加しました。 |
秋月電子のキットだと、平滑コンの入力側が2200μF・出力側が10μFちょっと心細いので 入力側+330μF・出力側+10μF 追加しときました。 |